手持ちと手ぶれ
手持ちで野鳥を撮影しようとすると、やはり問題は「ブレ」ですね。一般にシャッター速度を焦点距離分の1より早くすればブレずに撮れると言われてますが・・・本当?
「箸より重いものを持ったことないわ♪」という人から、「今年はジャークで世界新を狙うぜ!」という人まで同じ?ってことないですよね。
まずは、自分の力量を把握してみましょう。と、いうことで実験実験っ。
4mほど離れた場所に目標を置いて、シャッター速度を変えながら撮ってみましょう。何故4メートル?かというと、最短合焦距離が4mなんです。手ブレはターゲットの距離が近ければ近い程目立たなくなるし、屋内でできるからお手軽です。
カメラはPENTAX istDS、使用レンズはPENTAX75EDHF + KENKO 1.5X TELEPLUS の構成で焦点距離は750mm(35mm換算で1125mm)。
ターゲットはアサヒMINTIAの裏書を使いました。何故MINTIA?ハハハ、単に手元にあったからです。裏書の文字は横幅1mmくらいです。「パ」という文字の○の部分がちゃんとつぶれずに見れるまで撮りました。何枚目で手ブレが少ない写真になるかな。
とまあ、能書きはこんなもんかな。
では、実際に撮った画像をご覧ください。各ISOでのノイズも比較もできそうだな。(ピクセル等倍、レベル自動補正)
ISO3200 シャッター速度:1/1000 |
一枚目
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ISO1600 シャッター速度:1/500 |
一枚目
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二枚目
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三枚目
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ISO800 シャッター速度:1/250 |
一枚目
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二枚目
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ISO400 シャッター速度:1/125 |
一枚目
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二枚目
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三枚目
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四枚目
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五枚目
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ISO200 シャッター速度:1/60 |
一枚目
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二枚目
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三枚目
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なんで、シャッター速度変えるだけじゃなくてISOまで変えるの?って声が聞こえてきそうだけど、カメラレンズと違って天体望遠鏡には絞りが無いのですじゃ。ま、苦肉の策ってことで。
さてさて、撮れた結果を見てみると 1/1000の時は、すんなり一枚目で綺麗に撮れました。セオリー通りってことですかね。それより遅いシャッター速度の時は、気合の入り方しだいって感じです。
野鳥を撮るときにヤブの中を狙うとシャッター速度が1/100程度になることはザラにありますが、この結果からいけば、「至近距離なら気合で撮れる!」ってことですね♪
練習したら成功率はあがりそうなので、がんばろぉ〜っと。
でも、手ぶれ防止装置が付いてると、どのくらい綺麗に写るんだろう。今まさにボディ内手ぶれ防止機構が付いているPENTAX K200Dが売り出されたところです。う〜ん、欲しいぞ!
もし買ったら、効果の程を掲載しますね。「もし」ですよ「もし」。ふっふっふ♪
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